第9回コーダー道場まつど 開催報告

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第9回コーダー道場まつど

 3/9松戸観光案内所2Fで今年2回目のコーダー道場まつどを開催しました。 主催の私はちょっと風邪ぎみでガラガラ声だったのでみなさんにご迷惑をおかけしてしまいごめんなさい。(みんなに移さないかと心配でした)
 今回初心者側のメインメンターは、やまちゃんが担当してくれました。事前に進行手順をちゃんと引き継げてなかったのですが、初めてのニンジャの作品発表を観るとちゃんと理解して作られていたので良かったです。特にスプライトの位置について低学年のニンジャには難しくて説明に悩むところです。それについては座標イメージの説明(こんなやつ↓)をやまちゃんに連携してなかったのですが、
ネコ位置 やまちゃんは、一枚説明プリントを作成してきてくれました。これもとてもわかりやすく好評でした。

 初めてのニンジャは4名でしたが1名は経験があるとのことで、リピーター側に入ってもらいました。結局初めてのニンジャは3名、リピーターのニンジャは12名となりました。最近では募集を開始して半日でいっぱいになってしまいます。できるだけたくさんの子供たちに参加してもらえるように、これからも努力していきます。
 さて、今回はいつものScratchのほかにmicro:bitの体験会もやってみました。
きっかけは、TFabWorks(ティー・ファブ・ワークス)さんの教育貢献活動「TFabChallenge(ティー・ファブ・チャンレンジ)」第一弾として、ボランティアでプログラミングを教えている非営利団体を対象に、micro:bit本体とスターターキットD1を無料配布するという募集に応募して5台も提供して頂きました。そんなご報告と実際提供頂いたものはこちらになります。
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スターターキットD1の【TFW-BT3】 」というのが単4の電池ボックスとスピーカーが一体になっていて、さらにTFabWorksさんおすすめのばね式のコネクターがついているので音を出すプログラミングがすぐできてとてもすぐれもの(^^♪です。

初めてのニンジャは滞りなくカリキュラムを行うとカスタマイズする時間も充分にとれたのか、色を変えたりキー操作で動きを変えられるようにしたり、スプライトを増やしたりと楽しそうにあれもこれもとプログラミングをしていました。
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それでもやはりマウスの操作は少しぎこちなくて、どうしてもドラッグが難しいみたいです。
リピーターのニンジャは三つのテーブルに分かれました。Scratchのテーブルが二つとmicro:bitのテーブルです。今回はmicro:bitもあって、サポートしてくれるメンターが不足してたなぁと反省しています。発表後にニンジャのScratchのプログラミングを覗いてみたのですが、「しまったぁ!」聞いてくれれば、こんなやり方があったんじゃないかぁと思うところが多々あり、サポートできなかったことに申し訳ない気持ちになってしまいました。それにしてもニンジャたちは、モクモクと2時間集中して作品に取り組む姿はすごいです。近隣の町会の方が見学に来られてましたが、子供たちの熱心さにビックリされていました。
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彼女の作品は「音楽祭」スプライトが色々な動きをするだけでなく背景色も少しずつ色が変わる華やかな作品です。
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彼の作品はオリジナル性が超高いです。(*^^)v 自分の顔の画像や声を録音してゲームにしていました。
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この写真だけプログラムを表示させちゃいましたが、彼女の作品は物語になっていて、ネコのスプライトが勝手にしゃべりながら魔法のほうきで飛んでいく作品です。いっぱいメッセージのブロックを使用していてメッセージの順序がどうなっているのか、次の命令(メッセージ)でどのスプライトが動くのか?など、ちゃんと整理しないとうまく動きません。それが、正しく動くので、よく整理できているなと思いました。

ひとつフォローできてなくて反省しているのはこちらの作品です。空を飛んでいるように見せる作品ですが、鳥が前後左右へ移動する命令ブロックを使っていません。 鳥のスプライトはコスチームを変更する間隔をうまく調整して羽ばたいているように見せています。雲とネコのスプライトが画面の右から左に少しずつ移動して、あたかも鳥が飛んでいるように見せているのです。(右側が雲の命令です)
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雲を右から左へ動かすのですが、端に触れたら右へ座標を戻すようにしています。これだと雲が端に触れた瞬間に右へ行ってしまいます。また、「端に触れたら」というのが「くせもの」です。作っているときはきっと左端を意識して、このようにしたのだと思います。でも端には左端もあり右端もあります。右に移動させようと思ったときに右端に触れて戻すことはできないというところにすぐに気が付かないものです。メンターも「端に触れたら」は使えないというのはわかったのですが、それでは「端?」の限界ってどこなんだろう?という疑問が出てすぐに答えが出せず宿題になりました。ググってみたり、メンター同士チャットしたり、実際にプログラミングして検証しました。ちゃんとマニュアルを探したわけではないのですが、以下のような結果が得られたのでここに報告をしておきます。スプライトは画面から移動して消す(非表示)ことはできません。スプライトの端から15ピクセルほど残ることがわかりました。
スプライトの表示限界0
ただ、どのスプライトも同じか?というと左右の限界値も違います。どうやらスプライトのサイズと作成時の位置により個々のスプライトで違うことがわかりました。
スプライトの表示限界1
まだまだ我々も修行が足りませんね。良い勉強になりました。

続いて、micro:bitの状況です。Scratch3.0では拡張機能でmicro:bitが接続できます。ですが、今回はMakecodeを使って4名のニンジャが体験会に挑戦してくれました。私はほとんど絡むことができませんでしたが、普段Scratchをやっているニンジャですので何の違和感もなく、どんどんプログラミングしていきます。
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mbit3
micro:bitのご報告は別途、TFabWorksさんへする予定なのでお楽しみということにします。 実は私も個人で1個持っているのですが、複数個になったので、せっかくなのでセンサーと無線を使って夕方(照度)センサー とドアセンサーを作ってみました。時間がなかったので発表はありませんでしたが、複数個あるとセンサーや無線が面白そうですね。
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最後になりますが、3月ということもあり、6年生のニンジャはコーダー道場まつどを卒業です。次回からはメンターとして来てね!とお願いしています。自分の知っていることを他の人に伝えること、伝え方も大事なので是非!気軽な気持ちで遊びに来てほしいです。待ってるねぇ!
それと、もうひとつ、朗報です!!!
PCを寄贈してくれたCygamesさんがイラストやサウンドデータを提供してくれることになりました。以前、寄贈PCを頂く際にこの話があるらしいことを伺っていたので待ちに待ってましたぁ!次回の道場で使えるように準備しなくっちゃ。Cygamesさんありがとうございます。
「株式会社Cygames、CA Tech Kidsと共同でゲーム制作用素材を無償提供開始」

それでは、次回のコーダー道場まつどでお会いしましょう!